ベトナムへの渡航条件は?コロナ禍での制限についても解説

この記事では、ベトナムへの渡航条件について解説します。新型コロナウイルスの拡大以降、多くの国が渡航条件を厳しくしています。ベトナムも例外ではありません。しかし、近年は渡航条件を調整している国も多いので、渡航前に確認しておくことが大切です。

ベトナムへの渡航を予定されている方は、この記事を参考に準備してください。

ベトナムへの渡航条件

ベトナムでは、以下の国からの入国者はビザが免除されます。

  • ベラルーシ
  • ドイツ
  • イタリア共和国
  • フランス共和国
  • デンマーク
  • 韓国
  • イギリスおよび北アイルランド
  • ノルウェー
  • 日本
  • フィンランド
  • スイス
  • スペイン王国

ただし、15内以内の滞在が条件です。

このビザ免除の規定は、2022年3月15日から2025年3月末まで有効となっています。

このように、日本からの入国は滞在15日以内であれば、ビザの査証が免除されます。

他にもビザなしでの渡航条件として以下のようなものがあります。

  • ベトナム入国時でパスポートの有効期間が6カ月以上残っている
  • 出国用の航空券を持っている
  • 前回のベトナム出国日の翌日から31日以上経過している

16日以上の長期滞在を希望する場合はビザが必要です。ベトナムに長期滞在するためのビザには商用ビザ、就労ビザ、帯同ビザ、学生ビザなどがあります。

なお、APEDビジネストラベルカードを所持している場合は、ビザなしで最大90日まで滞在できます。APECビジネストラベルカードとは、ビジネス目的で旅行する人や政府官僚に対して発行されるカードです。ベトナムを含む21カ国が加盟しており、ビザなしでの90日間の滞在が可能となります。空港にはカード所持者専用のレーンが設けられており、スムーズな入国が可能です。

ベトナムへの渡航条件から外れる対象

ベトナムの法令により入国禁止措置の対象となっている場合は、ベトナムへの渡航ができません。

ベトナム大使館のホームページには、以下のような条件が入国禁止の対象として明記されています。

 1. 本法第20条第1項に定める条件を満たさない者(注:上記(1)及び(2)を示す)

 2. 父母、保護者あるいは委任を受けた者が同伴しない14歳未満の子供

 3. 入国、出国、居住に関する文書偽造、虚偽の申告を行った者

 4. 精神疾患または公衆の健康へ脅威を与える可能性のある伝染疾患を有する者

 5. ベトナムから国外追放された日から3年が経過していない者

 6. ベトナム退去強制決定の発効日から6か月が経過していない者

 7. 感染対策による理由

 8. 自然災害による理由

 9. 国防安全保障、治安、社会の秩序・安全による理由

(引用:ベトナム出入国情報 | 在ベトナム日本国大使館

コロナ禍の渡航制限について

世界中で新型コロナウイルスの感染が広がって以降、多くの国において出入国が制限されていました。ベトナムにも長らく、簡単には渡航できない状態が続いていました。しかし、2022年3月15日にベトナム政府から発表があり、新型コロナウイルス関連による渡航制限が廃止されることになったのです。

ワクチンの接種の有無や回数などで渡航が制限されることはありません。また、新型コロナワクチンの陰性証明書などを入国時に持参する必要もありません。入国後は、検査、および隔離期間なしで滞在を開始できます。

渡航条件の他にも要確認!渡航準備について

ベトナム大使館で案内されている入国までの手続きについて解説します。

まずは、ベトナム行きの航空券を手配する必要があります。ホテルなど滞在先の手配も忘れずに行ってください。

また、旅行保険への加入が推奨されています。万が一、ベトナム滞在中に医療機関の治療を受けることになった場合は、高額な費用を負担しなければなりません。また、現地の病院では、英語や日本語によるコミュニケーションは困難です。

費用の負担を軽減するため、また、治療を円滑に進めるために、旅行保険に加入しておきましょう。現在は、新型コロナウイルス感染をカバーしている保険に加入することが強く推奨されています。

入国の要件にはなっていませんが、日本で取得したワクチンの接種証明書は有効です。現地で求められる可能性があるため、なるべく持参しておくことをおすすめします。

また、大使館のホームページでは入国予定日の14日前から、外出を控え体調管理を徹底することが推奨されています。体調不良などから医療機関を受診する場合は、英語の診断書を作成してもらうことをおすすめします。

まとめ

新型コロナウイルスの脅威もかなり収まり、ベトナムでは以前のようにビザなしでの滞在が可能となりました。しかし、万が一を考え、渡航前は体調管理を徹底しましょう。海外旅行保険に加入しておくことも推奨されています。パスポートや航空券の手配など、基本的な渡航準備も忘れずに行ってください。ビジネスなどで長期滞在される場合は、ビザの発行を検討してください。

 

参考

https://www.vn.emb-japan.go.jp/itpr_ja/20200731nyuukoku.html

https://townwifi.com/aftercorona/country/vietnam/